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15- D- 0357 201 5 年 8 月 1 0 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
株式会社明電舎
(証券コード:6508)【見通し変更】
長期発行体格付 BBB
格付の見通し 安定的 → ポジティブ 【据置】
国内CP格付 J−2 ■ 格付事由
(1) 中堅重電機器メーカー。水処理関連設備や電力会社向け重電機器を主体とした社会インフラ、動力計測シ ステムを主体とした産業システム、保守・サービス、不動産といった事業を展開している。水処理関連設 備は国内において優良な顧客基盤を有しており、主要な収益源となっている。また、近年は持続的な収益 成長に向け、海外事業や成長事業の拡大を推進。海外事業では電力会社向け変電・配電設備や鉄道向け電 気設備、成長事業では電気自動車用モータ・インバータや太陽光発電用変換装置の拡販が進むなど、収益 に貢献し始めている。
(2) 近年の収益は好調に推移しており、15/ 3 期営業利益は 91/ 3 期の過去最高益 120 億円に次ぐ水準となった。 保守・サービス事業と不動産事業が安定収益源として寄与しており、更新需要などを背景とした水処理関 連設備の底堅い収益力、良好な事業環境を背景とした産業システム事業の堅調な収益推移にも変化は見ら れない。過年度に比べて収益の水準が高まっており、当面の収益も堅調に推移しよう。一方、財務面は年 金積立不足のオンバランス化影響などもあり緩やかな改善にとどまっていたが、収益・キャッシュフロー 創出力の向上により、財務構成の改善がスピード感を持って進む蓋然性が高まってきた。以上を踏まえ、 格付を据え置き、見通しをポジティブに変更した。財務構成の改善状況をフォローの上、格付に反映させ ていく。
(3) 16/ 3 期営業利益は 115 億円(前期比 3. 0%増)と 6 期連続で増益となる見通しである。水処理関連設備の 中長期的な国内需要の弱含み懸念や、産業システムにおける民間設備投資の低迷などが当社の恒常的な収 益低下リスクとなる。ただ、こうしたリスクの顕在化は足元で見られず、総じて堅調に推移している。ま た、子会社再編・機構改革による効率化などの過年度における取り組みが収益の下振れリスクの軽減につ ながっている。一段の収益基盤の強化に向けては、海外事業のさらなる強化が必要と考えている。アライ アンス戦略を含め、海外事業の収益を拡大していけるか注目していく。
(4) 15/ 3 期末の財務諸指標は自己資本比率 25. 9%(前期末24. 0%)、DER0. 85 倍(同 1. 00 倍)となり、財務 構成の改善が進んだ。自己資本は株価上昇や円安による効果に加え、利益蓄積による利益剰余金の着実な 増加で拡充が進んでいる。中期経営計画(16/ 3 期∼18/ 3 期)では設備投資 280 億円以上、成長投資枠 120 億円規模などの積極的な投資計画が立てられている。ただ、収益・キャッシュフロー創出力の向上を 踏まえれば、今後も財務構成の改善が進むと J CR では見ている。
(担当)関口 博昭・川越 広志 ■ 格付対象
発行体:株式会社明電舎 【見通し変更】
対象 格付 見通し
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【据置】
対象 発行限度額 格付
コマーシャルペーパー 300 億円 J - 2
格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2015 年 8 月 5 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:島田 卓郎
主任格付アナリスト:関口 博昭
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「電機」(2011 年 7 月 13 日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 株式会社明電舎
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。
■ 本件に関するお問い合わせ先